どようのつちのひクラシック音楽

どようのつちのひ 84

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特殊奏法の中では恐らく一番ポピュラーなピチカート。弦楽器の弦を弓は無く、指で弾く事で音を鳴らす奏法です。

ピチカートだけが長く続く曲などでは、ヴァイオリンをマンドリンの様に構えて弾く光景が見られる事もあり、目にも楽しい奏法と言えるかもしれません(残念ながら?フォーマルな演奏会ではあまり見かけませんが)

今回はそのピチカートが大活躍する曲をご紹介。

ドリーブ バレエ音楽「シルヴィア」より「シルヴィアのヴァリアシオン」(1876)

ドリーブはフランスの作曲家。現在でも演奏されるのは「シルヴィア」くらいですが、この曲の演奏頻度はそれなりに有るので、ドリーブと言われるより「シルヴィアの作曲家」と言われる方がピンと来る人の方が多いと思います。他にはフンパーディングも「ヘンゼルとグレーテルの人」と言った方が多分通りが良い気がします。

原曲はバレエ音楽ですが全曲演奏される事は稀で、大抵抜粋で組曲風に演奏されます。組曲「風」と書いたのは正式な組曲版が無いからで、抜粋箇所は演奏によって様々です。とりわけこの曲は人気曲で、抜粋版でもほぼ必ず入っている1曲です。

男に攫われた想い人を取り返すというのがバレエ全体のストーリー。

ちなみにシルヴィアは別の曲を小ネタで取り上げています。

https://studio465.net/tcy-column/128

もう1曲有名なピチカート音楽を。

チャイコフスキー 交響曲第4番より第3楽章(1878)

ピチカートが主役の音楽は良い意味でこぢんまりとしていて、箸休めとして秀逸な印象が有ります。

沈鬱な2楽章と大熱量の4楽章に挟まれたこの曲はまさに箸休めの楽章。

管楽器奏者にとって大変にキツい4楽章までの休憩タイムでもあります。


紹介出来る動画が無かったのですが、シュトラウス兄弟の合作である「ピチカート・ポルカ」も有名で、ウィーンのニューイヤーでは頻繁に演奏されます。