どようのつちのひクラシック音楽

どようのつちのひ 87

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ショスタコーヴィチ ステージオーケストラの為の組曲より「第2ワルツ」(1938)

現在でもジャズ組曲第2番という名前で良く知られるこの曲集ですが、2000年に戦争で散逸していた「本物の」ジャズ組曲第2番(当然全く違う曲)の草稿が発見されており、ややこしい事態となっています。

ジャズという言葉が本来の曲名に付いていない通り、この曲にジャズ感は有りません。そもそもワルツですし。とはいえ、ワルツと言えばウィンナーワルツの様な華やかな曲という印象を持っていると面食らう曲かもしれません。

サックスソロのこぢんまりとした空気から弦楽器が合流していき徐々に場が賑やかになっていきます。しかし、どんなに音楽が盛り上がっても曲調そのものがどことなく怪しげだったり官能的な雰囲気を帯びています。

ウィンナーワルツが舞踏会全体の雰囲気だったりダンスミュージックそのものだったりしたのに対し、このワルツは一組のカップルに視点を絞った様な印象です。


続いて怪しげなワルツをもう1曲。

ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」(1944)

ショスタコーヴィチとほぼ同世代のソ連の作曲家ハチャトゥリアンの曲。

仮面舞踏会のタイトルが示す通り大変怪しげな1曲。ショスタコーヴィチのものと比べると視界が広い印象を受けます。

ソビエトでのワルツ感って実はこんな感じだったのでしょうか。


さらにもう1曲。

「シンデレラ」組曲第1番より「シンデレラのワルツ」(1946)

ショスタコーヴィチとほぼ同世代のソ連の作曲家プロコフィエフの曲。

ソビエトでのワルツ感って実はこんな感じだったのでしょうか。

ちなみに、この曲は以前取り上げました。

https://studio465.net/tcy-column/121